2007年早春、久しぶりのページ更改をしました。
ここ1年,相変わらずアマゾン採集を続けていたのですが、なかなか更新ができず9ヶ月ぶりとなってしまいました。
今年は太平洋中央部のエルニーニョ現象による影響かネグロ川上流が干あがってしまいました。そんな状況の景色をご覧ください。
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[1]マナウス国際空港早朝
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[1]早朝のマナウス国際空港を離陸する。 遠くにターミナルが見える(写真拡大できます)
久しぶりのマナウスを早朝7時,小型飛行機は一路バルセロスを目指して離陸する。目的地はネグロ川最上流のガブリエル・ダ・カショエイラである。
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[2]マナウスのネグロ川沿いヨットハーバー
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[2]マナウス付近ネグロ川は最高水位のようだ。
雨季と乾季のサイクルを1年をとうして繰り返しているアマゾン河であるが、南半球
から北半球までに広がっている広大な地域なので、年間全域を通して、という表現が不可能である。
大雨の降っている地域, 逆に全く乾燥している地方を包括しているので、総括した話ができない、というのがここを旅していての感想です。
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[3] アマゾン盆地、緑の平原に水位が増して水の世界に変わる。
昔、小学校時代に見たアマゾンの幻影がたしかこんな映像だったと記憶
している。この景色の中にいったい何があるのだろうか、といつも思うのだが、
実際入ってみたら大変な世界であることが分かってきた。
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[3] 雨季に入ってネグロ熱帯雨林にも水が浸入し始めた。
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[4]バルセロス付近の水位と砂模様
ネグロ川の特徴的な景色、これと同じような映像を15年以上前にデイスカスの写真誌で見たときの感動
は今でも覚えている 最初はいったい何の写真だろうと思って見ていたのだが、それがネグロ川の流砂
の模様だ、と知ったとき、これは必ず一回は見てみたい、と思っていた。
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[4]バルセロスまで来るとまだ雨季の初歩、川底が露出している。
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[5]ネグロ川という川は川底には何も無いようだ。バルセロス付近で。
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[5]ネグロ川の砂
ネグロ川の清潔さを示した写真である。すでに深く進行しているアマゾン汚染であるが、この写真を
見る限り、まだ汚物の堆積がない、ということはまだ今のところはゴミを流していないのだろう
いつまでもこの景観が保たれれば、と思ってしまう。
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[6]サンガブリエルに近つくといよいよ水位か減少したようだ。
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[6]ネグロ川河畔のインデイオの住む集落(コムニダーデと呼ぶ)。舟でここまで来て
この集落から奥地に向かう道路がはじまる。こういう状況で開発が進んでゆく。
雨季には樹木のところまで水位が上がっているので、突き出た岩全面が港の役をするわけだ。
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[7]ネグロ川のサンガブリエルの滝の上流部分の川の乾燥状態
普段の様子はこの写真一面が流水によって激流になっているのであるが、今年はそうではない。
4年ほど前にも乾燥して、干上がったのであるが、今年はもっと干上がっていて、住民はただ
呆然と雨を待っているだけ、という状況がある。自然現象なので、誰も文句が言えないわけだ。
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[7]この時季はすでに水位が高いのが通年であるが・・・・
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[8]この写真は昨年10月に撮影している。上記7と同じ場所。
今回の訪問は乾季を狙ってのものであったが、普通の乾季がこの写真である。
今回の乾燥が、どの程度のものかが、この2枚の比較で理解頂けるものと思う。
アマゾンの一地方であるが、異常気象がこんなところにも現れている。
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[8]上の写真の平常な水位の状況で、ここが干上がると上の写真の状態になる。
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[9]これがネグロ川なのか、と思ってしまうほどの乾きである。
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[9]アマゾン河に魚採りにきて、こういう景色
こういう状況は何年に一度、という表現で言われてきたが、ここ数年頻繁に起こり始めている
現象である。数年前のアマゾン本流の干上がり方もそうだったが、やはり地球単位で
暑くなってきているようだ。
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[10]河底にはけっこう大石がごろごろしている。
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[10]露出したネグロ河中央部分から町を眺める。
普段は川底になっている部分、多分この辺りは水深5mはありそうなので、この辺りに
2mもあるようなピライーバやスルビン等の大型ナマズがうろうろ餌を求めて
泳いでいるのだろう。そんな魚達も河の減水とともに下流に移動していったのだろう。
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[11]サンガブリエルで採集したピンク色のテトラSP
本流が干上がっても、その本流に注ぐイガラッペ(小川)には水が流れていて、小さいサイズの
魚たちは、こちらに移動している。この写真の桜色したテトラも、イガラッペの流れに泳いでいた。
そんなイガラッペのながれの落ち葉の陰にかくれるように、アピストのデイプロタエニアがも少量採集できた。
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[11]イガラッペ(小川)で採集できたピンクテトラSP
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[12]川底に沈んだ船が乾季で地表に出た構図
普段は川底に沈んだ状態の川底によこたわる沈没船。
この状況になって初めて川底の岩の状況がわかるのだが
普通の川の状態では、岩がどこにあるのか分からないため
しょっちゅう船底が岩に接触して沈没するので危険極まりない
川であることが認識される。
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[12]普段は川底のはずが、川が干上がったら沈没船まで地表に現れた。
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川の水がなくなった川で記念撮影をした。赤道直下で何しろ暑かった。
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[13]サンガブリエル下流クリクリアリ方面に出かけた。
サンガブリエルから下流、カマナウスという便船の発着する港から、もっと下流の
クリクリアリ川が合流する方面に出かけたが、同じように川底露出の連続。
乾季の極まりの記念写真を撮ってもらった。
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こんな乾燥でもサトイモ科の水草は元気に頑張っていた。
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[14]カラカラの川底に、サトイモ科の水生植物を発見した。
この葉は水上も水中も同じなので、けっこう乾燥には強いようだ。
南米原産のサトイモ科の植物を最近集めているが、けっこう種類が
多いようなので、今後エキノドルスとおなじように、新しい発見が
あるかもしれない、と期待している筆者である。
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[15]カクリと呼ばれるインデイオの定置網
川底からはるか5mも上に改修されているカクリとよばれる囲い網のような潅木で
作られた魚採り装置。カクリが日本語の「隔離」にあたる言葉かどうかはしらない。
しかしインデイオの言葉には日本語に似た言葉が沢山ある。
日本語の舟は水の中をぬれないで移動する器具であるが、インデイオの言葉でも
カヌーのことをフネと呼んで、棺桶の意味もある。
そのフネがブラジル語でも棺桶となるのは不思議な話である。
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カクリというネグロ川の低地網状の魚のワナ、この囲いの1mを越すピライーバが入る。
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[16]クリクリアリ川近くのイガラッペ
こんな流れの川にデイプロタエニアが泳いでいた。
カラシン属の魚も採れて、にぎやかな川であった。
それにしても、今年も乾季は途方も無く水が引いてしまって
ブラジルで最近頻繁にいわれている、アマゾンは将来セラード(乾燥地帯)
に変化する可能性がある、そうだが、こんなに乾いてしまうとそんな
報道に「ひょっとして」と思わせられることがある。
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5mを越す水深の川も干上がってこのとうり。
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激流が池のようになったネグロ川にイガラッペを探す。
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[17]サンガブリエルを上流に行くとサンジョアキンというコムニダーデに達する。
ネグロ川に注ぐイガラッペ(小川)は本流も乾き、小川にも水がなくなって
しまうと、このような情景となる。
ここまで水がひくのも稀であるが、ここまで引いてしまうと魚もとれなくなる。
それでも、増水時季よりも小川に近づくことができるので、採集作業は楽になる
ようだ。、
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普段水で悩まされている川の水位がこの位。
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[18]上記17写真の小川部分の流水部
20mの小川が30cmの流れになっていた、その割れ目部分である。
ここまで流れがちいさくなると、魚も本流に下がってしまっていて、採集は
できない。気候異変がこんなちいさな部分にまで影響しているのか、と思うと
今後地球はどうなってしまうのか、と思ってします。
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[19]上の写真18の割れ目で採集したSPロートカイル
この近辺では、SPロートカイルが採集できるが、そのかなりの割合で尾筒に
黒点のはいる別種が採集できる。
この辺りのネグロ川本流のワンド状の部分では、赤いデイプロタエニアという
マニア垂涎の種類が採集できる。今回も数匹のデイプロが採集できている。
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そんな水位の川幅30cmほどのイガラッペで ロートカイルspが採れた。
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[20]ネグロ河の川底で記念撮影
サンジョアキンの反対側のイガラッペ、普段はネグロ河本流に注いでいるかなり
大きなイガラッペ(小川)である。
サンガブリエルの町に近いこの辺の川には、エリザベサエは生息していない。
現地では、かなり面白い「棲み分け」をしているようで、この地方に通い始めて
15年ちかくになり、もう60回以上の採集旅行をしているので、だいたいの
ところはわかってきた。書けば面白そうな内容になりそうだ。
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[20]こちらはネグロ川に注ぐかなり大きなイガラッペである。ネグロ本流より水量が多いのだ。
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[21]ブライトビンデンspがこの小川で頑張っていた。
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[21]上の写真のイガラッペで、この写真の魚を採集した。形態的にはブライトビンデンにもっとも近いようだ。
SP・ブライトビンデンという種類は、オリノコ川から採集記載されている。
オリノコ河というのは、ベネズエラを流れる川で、カシキアレーというアマゾンとの分水嶺一帯でアマゾン河と
繋がっているそうだ。だからネグロ河にいる魚はオリノコ河にいても不思議ではないわけだ。
ネグロ川上流にも私のしっている限り、もう2箇所ブライトビンデン模様SPのいる場所をしっている。
多分別タイプだろうと考えている。
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[22]水の多すぎるのも,少なすぎるのも困る、異常気象のネグロ川に分かれを告げた。サンタイザベル付近の空から。
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[22]この川の状態であれば、船の航行は到底無理だろう。
年末からの減水続きによって、干上がってしまったようなネグロ川の本流。
この状態では人間も航行できないので、飛行機便はいつも満席のようだ。
本ホームページ掲載のアピストやカラシンの御購入希望がありましたら、私の魚を扱っていただいているショップさんか、
直接私宛ご連絡ください。
メールアドレスは amazones@nethall.com.br でご連絡ください。
2007年3月20日記載完了
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